本文へスキップ

ボデイケア・アロマテラピー・リンパマッサージ・フェイシャル・リフレクソロジー・整体・タイ古式マッサージ・からだ・はうす&スアイです。

電話でのお問い合わせはTEL.099-259-1126

鹿児島県鹿児島市宇宿2-3-5 オプシアミスミ2F

からだ・はうすのアロマテラピー1

アロマテラピーってエステ、それとも健康のため


鹿児島の方が、アロマテラピーのマッサージを受けるときに、リラックスしたいという方もいらっしゃいますが、ほとんどの方が、肩こりや腰痛の痛みを軽減したいと思っていらっしゃいます。
中には、来店早々に「全身ボロボロだから・・・」とおっしゃる方も。
しかしながら、男性のお客様の中には、女性がきれいになるために受けるもの、というイメージを持っている方もたくさんいらっしゃいます。
アロマテラピーって、果たして健康のためなのでしょうか、それともエステなのでしょうか。これは、私達が、からだ・はうすを始める以前から取り組んできた大きなテーマなのです。

〇美容、癒しとしてのアロマテラピー

ヨーロッパでは、アロマトリートメントには、主に2とおりの使用法があります。
ひとつは、エステティツク・サロンやホテルのSPAなどで行われている「美容系&リラックス系」
これは、アロマテラピーーで用いられるキャリアオイル(ホホバオイル等)によって、お肌に栄養が与えられルことと、保湿効果がたかまることによって、お肌を整える効果があるからです。

そしてゆっくりとした時間を過ごしたいときには、アロマテラピーのトリートメントで、心と体を癒すということは、働きすぎた人達にとっては、何よりもうれしい休日の過ごし方です。

日本では、まずこのエステのラインから、アロマテラピーが日本に導入されました。
大手のエステ会社が、女性がアロマテラピーのトリートメントを受けている映像と共にお肌が美しくなり、アンチエイジングの効果があることを宣伝しました。
そのために、皆さんはアロマテラピーは、女性が美肌の為にやることと、という印象ができたしまったのです。
もちろん手技もこりをほぐすよりも、血液やリンパの流れを良くしていくことが重視されていましたから、マッサージ自体は、少し柔らかめのものでした。

〇スポーツ障害の治療としてのアロマテラピ−

そしてもう一つの使い方とは、スポーツ選手たちを中心にして、披露した筋肉をほぐしたり、故障した関節などの回復のために、アロマテラピーを行うということでした。
私達が、アロマテラピーのトリートメントを始めようと思ったのは、まさにこのことが始まりでした。
私は、からだ・はうすを作る以前から「鍼灸師指圧マッサージ師」として、皆さんの治療にあたっていました。

バレーや野球で体を壊す高校生たちも、私の治療院似通ってきてくれていました。
そして、そのような方達の治療を行うなかで、従来の指圧マッサージよりも、もっと効果的に筋肉の委縮やこりをほぐす方法はないかと探していたのです。
そのような時に、アロマテラピーという方法があることを知りました。

しかしその当時は、精油もキャリアオイルも全くありませんし、本当の事を言うと「アロマテラピー」という言葉さえも、まだ日本には知られていませんでした。
私は手探りでアロマテラピーの方法や使用するためのオイルなどを探し求めたのです。

アロマテラピーという言葉も無い時代

からだ・はうすが天文館に第1号店をオープンさせたのはもう16年前。その頃は、鹿児島にはアロマテラピーの施術を提供するお店はありませんでした。
前回も書きましたように、私は治療院でスポーツ障害の患者さんを治療する為に患部のオイルマッサージを行っていました。

その頃は精油もオイルもなく、「エドガーケイシのオイル療法」という本をもとにそこからブレンドされたオイルを取り寄せ、マッサージを行っていたのです。

私達が、「からだ・はうす」を平成7年にオープンさせたころ、アロマテラピーという言葉もなく、精油も販売されていませんでした。
しかし、私達はこのオイルマッサージを、研究し多くの人に知ってもらいたいと思い「からだ・はうす」のメニューに入れることにしました

アロマテラピーという言葉すら知られていなかった当時、最初の名前は「ハーブ・エステ」
鹿児島にはオイルマッサージを受けたことがある人は皆無!!
言葉で説明しても、????
そこで担当の千代子さんは「オイルマッサージが気に入らなければ、お金はいりません」と・・
この気迫に押されて、少しずつオイルマッサージを受けてくださる方が増えてきました。
幸いなことに、誰一人として、お金を支払わずに帰った人はいませんでした


多くの鹿児島の皆さんを施術するにあたって、今までの施術スタイルをどんどん作り変えて日本人にあわせたスタイルを作り上げていったのです
そして精油も、天文館店の斜め前に「コルテーヌ」というアロマのお店ができ「ニールズヤード」などの精油を置き始めてくれましたので、鹿児島にも少しずつ、アロマテラピーの名前がしれ始めてきました。
これが、鹿児島でのアロマテラピーの始まりです。
鹿児島のアロマテラピーはトリートメント部門に関しては、からだ・はうすの歴史と歩みを一つにしてきたのです。

尚日本でアロマテラピーという言葉が普及するためには、その後、生まれる「日本アロマテラピー協会」(現 社団法人日本アロマ環境協会)の活動を待たなければなりませんでした。


日本人に喜ばれるアロマテラピーってなんでしょうか

アロマテラピーの施術は、もともとイギリスやフランスで成立した施術です。
そこで使用されていたトリートメントは、エステサロンでの美容目的の施術だったり高級ホテルのスパでリラクゼーション目的で行なわれる施術でした。
勿論西洋では、それ以外にも、スポーツ選手の体のケアであったり関節や筋肉に関する病症に対する治療としても使用されていました。

しかし、日本に最初に紹介されたアロマテラピーは、大手のエステサロンでの施術でした。
主に美肌効果を高めるためや痩身の為にアロマテラピーは行われていました。
確かに、体も心もリラックスして、お肌にも良いかもしれませんが、多くの日本人にとって、日常的に施術を受けるというものではありませんでした。

私は、からだ・はうすを作る以前から、スポーツ障害の治療の為にオイルを使用したマッサージを行っていましたので、エステとは異なる観点からアロマテラピーを考えていました。

ここで私達が考えたのは西洋人の体質と日本人の体質が異なる事、そして普通の日本人は、リラックスよりも、コリをほぐしてもらったり体の痛みや疲れがとれて楽になることを望んでいるという事でした

日本人は、西洋人に比べて、筋肉が固くこりやすい民族です。
私達がアロマテラピーを始めた頃は、リラックスのためにお金を払うという考え方もあまり一般的ではありませんでした。
お客様はマッサージという物はコリをほぐすものだ、という意識が強かったのだと思います。お客様は、肩こりや腰痛を何とかしたい、そのためにお金を払うのです
経済的に余裕がある1部の人だけが、リラックスのために、アロマテラピーを受けると思われていたのです。


もちろん、今ではストレスから病気になる人が増えていますのでリラックスすることで健康が保てるという考え方も一般的になってきました。
それと共にリラックス目的で、アロマテラピーの施術を受ける人も増えてきましたね。
しかし、私どもの店舗では、まだまだ肩や背中のこりをほぐしてもらいたいというお客様が主流です。
来店されると同時に、肩がつらい、腰が痛いと、大変そうな表情を見せられる方も多くきっと、仕事で辛い思いをされているのかなと、思ってしまいます。

からだ・はうすのアロマテラピーの最初の関門は、この体をほぐしてもらいたいというお客様の気持ちに応える事でした。